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木にある穴「節」について

木にある穴「節」について

 

 

みなさんこんにちは*

今回は木の「節」についてご紹介していこうかなと思います。

Baumの家具ではあえて節を使っていますが、そもそも節ってなんなのか?

是非たくさんの方に知ってもらって興味を持っていただければと思います!

 

・木の節とは

木に写真のような茶色っぽい斑点があるのを見たことはありますか?

Baumの家具では特に見かけることが多くあるかと思います。

この斑点のような模様を「節」と呼びます。

「節」とは、木が成長する際に周りの枝が幹に巻き込まれてできる部分のこと。

なので節のある部分には木の枝があったということになります。

そんな節の中には「生節(いきぶし)」、「死節(しにぶし)」の2種類ございます。

生節と死節の見分け方もお伝えしていきたいと思います。


・生節(いきぶし)

生節とは生きた枝がそのまま幹に取り込まれた際にできた節のことをいいます。

枝が生きている状態で木の幹に取り込まれた生節は、周りの木と結合しています。

つまり木目と引っ付いているような見た目になっています。

上の写真で生節の中心部分がひび割れているのは乾燥からそうなる場合があるんです。

 

・死節(しにぶし)

死節とは生節と違い、すでに枯れてしまった枝が木の幹に取り込まれた際にできた節のこと。

枯れた枝は幹に取り込まれても周りと結合せず、そのまま木の中に残ります。

その結果、節の中に残った枝がポロっと取れて木に穴が空いたりするんです。

そんな枝が抜け落ちた節のことを「抜け節」といいます。

 

・生節と死節の見分け方

この2種類の見分け方が私からすると本当に難しく、木工スタッフに見分け方を聞いてきました!

上の写真を見てもらうと生節は周りと結合しているため、比較的色味が薄く、節のふちがぼやけているのが特徴です。

しかし、写真のように乾燥で節の中心が割れている場合がとてもややこしい気がします。

それに比べ死節は枯れた枝が幹と結合していないため、ふちがはっきりと孤立している状態です。

分かりやすい死節の写真がこちら。

結合していない枝が指で押すだけでこのように取れてしまいます。

このようにして穴が空いた節ができるのです。

ですが写真のようにきれいにはまっている死節は、Baumではそのまま接着剤で固定して使用する場合もあります。

木の歴史が分かる節を家具として生活に取り入れ、楽しんでいただきたいです。

 

・節を家具に取り入れる

今回こうやって節についてブログを書こうと思ったのも、たくさんの方々に節について、魅力を伝えたかったからです。

Baumではさびや節なども家具の味として、アイアンや無垢材の経年変化を楽しんでいただきたいと思っています。

新品の家具でもヴィンテージ感があったり、インダストリアルな雰囲気の家具を製作しています。

その魅力のひとつが「節」なんです。

もちろんBaumの家具の雰囲気が好きなお客様の中にも、節があまりない方が好きだとおっしゃるお客様もいらっしゃいますし、ダイニングテーブルなど節があまりない方が使い勝手が良い家具もあります。

オーダー家具を得意とするBaumではそのようなオーダー製作も可能ですが、これが節に興味を持つ機会になればうれしく思います!

 

他にも細かいサイズオーダー等も可能ですので、気になることがございましたらなんでもご質問ください!

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