先日、店頭でレザーの財布を購入してくださったお客様から
「ズボンのポケットに入れてたら色移りする?」
とご質問をいただいたんです。
それまでレザーの色移りについてお客様から
お声をいただいたことが無かったので、
この機会にレザークラフトのメンテナンスや管理について
ブログでまとめて、共有できるように!と
今回はレザーについてご紹介していきたいと思います。
レザーは服に色移りする?
簡潔に言えば、レザーは衣類に色移りします。
レザーは摩擦や水に弱く、雨に濡れることはもちろん
汗や湿度にも注意をしないといけません。
ズボンのポケットに入れておくということは
夏には汗をかきますし、ポケット内の湿度が上がり
その状態で衣類と摩擦が起これば
レザーの色落ちは防ぐことができません。
色落ちや色移りを防ぐには
・白っぽい服を避ける
色移りしやすい白などの衣類を身に着けているときは
レザーが触れることを避けてください。
・水に濡れないようにする
レザーに水は大敵です。
色落ちはもちろん、レザー自体にシミができてしまうことも。
もし水に濡れてしまったときは、擦らずに軽い力で
ポンポンと叩くように拭き取ってください。
雨の日にはレザーを家に置いておくことが安全です。
・防水スプレーを使う
レザー専用の防水スプレーを使うことで
色移りを防ぐこともできます。
ただ、防水スプレーはレザーの表面をコーティングするため
メンテナンスのオイルが染み込みにくくなってしまいます。
スプレーを使うほどレザーも硬くなってくるので
レザーの質感を保つためには、使いすぎに注意してください。
衣類にレザーが色移りしてしまった場合
衣類に色移りした場合はできるだけすぐに洗濯してください。
①熱湯に浸してから洗剤で手洗い
②漂白剤を使って洗濯する
この方法で、完全に落ちはしなくても
目立たなくさせることはできると思います。
それでも色が落ちない場合は
クリーニング店にご相談ください。
レザーの着色方法
レザーの着色方法には
「顔料」と「染料」が代表的にあげられます。
Baumでは「染料」仕上げのレザーを取り扱っています。
レザーを卸してもらっている会社にこの違いを聞いてみたところ
簡単に言えば、
「顔料」:車の塗装と同じで色は落ちにくい。
「染料」:化粧と同じで色を落とすことができる。
という風に考えれるみたいです。
「染料」について
染料仕上げのレザーは色落ちの他にも
爪が引っ掛かれば跡が付いてしまったり、
傷がつきやすいというデメリットがあります。
ですが、そういった傷やしわを革本来の魅力として
感じられる自然な状態に仕上げてくれるんです。
染料を使うことで、手触りも革っぽいまま
経年変化を経て革の色や風合いが変わっていく姿を
より楽しんでいただけます。
レザーの傷を消す方法
レザーは使っていれば必ず傷はできてしまうと思います。
このようにレザーに傷跡が残ってしまった時は
ウエスタオルまたは軍手を用意します。
ウエスタオルで傷跡の部分をこすってください。
こすることで摩擦が起こり、傷跡が薄くなっていきます。
これだけでも見た目はかなり変わりますので
是非一度試してみてください。
いかがでしたでしょうか?
Baumの家具にもたくさん使用しているレザー。
使い方や環境によって経年変化の出かたも変わります。
色味もだんだん時間が経つごとに
濃くなり、つや感も出てくると思います。
その家具の変化を使っていく中で楽しんでいただきたいです。
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