Baumの家具でメインといってもいい黒皮アイアン。
見た目は黒く、普通の鉄やステンレスと変わらないアイアンですが、
Baumで取り扱っている黒皮アイアンについてご紹介したいと思います。
Baumではイスやテーブルの脚をアイアンで製作したり
ブラケットなどの金具小物にもたくさん使用します。
経年変化による錆びを楽しんでいただくために、アイアンという素材を理解して
錆とともに家具を育てていただければと思います。
‣黒皮アイアン
黒皮アイアンとは、鉄の製作時、温度が低下した際に酸化した錆が鉄の表面に黒く現れます。
これを黒皮といいます。
Baumでは研磨してから塗装をしないので、溶接部分の見た目がボコボコにならないよう
アルゴンのガスを使用したTIG溶接を取り扱っています。
溶接前に黒皮をはがす薬品を塗ってから溶接するなど、手間をかけて丁寧に家具を製作しております。
アイアンを使って家具を製作する際、
曲げたり切断した部分は、黒皮がはがれやすくなります。
なので、溶接や加工を施した際は、最後に高温の炎で炙って黒皮を戻す作業を行います。
ツヤがあり、深みのある色味ですが、どこかマットな質感が魅力的なんです。
Baumではシンナーで全体を拭き取ってから、ワックスを塗って仕上げています。
最後にワックスで拭きあげることで、錆びにくくしてくれるんです。
それでもやはり空気に触れて過ごしていくとどうしても錆びは出てきてしまします。
では、アイアンはどのように手入れをすればいいのか。
‣アイアンの手入れ方法
オイルや油分の入ったパーツクリーナーなどを3か月~半年に1回塗ってください。
Baumでもメンテナンスワックスを販売しております。
室内でお使いいただければ、それほど頻繁にメンテナンスをしていただかなくても気兼ねなく使っていただけます。
使っていくうちに少しずつ経年変化していくアイアン家具を味として楽しんでいただければと思います。
‣アイアンを日常に取り入れる
Baumではどんな家具にも欠かせない黒皮アイアン。
どんな場面でアイアンをインテリアとして取り入れればいいのか、
少しでも参考に、興味を持っていただければ幸いです。
写真のように壁面や天井に設置して空いているスペースを収納スペースとして作り替えることができるシェルフ。
食器など見せる収納を楽しめるので、キッチン周りの収納棚にもおススメです。
お子さんやペット用の柵もアイアンでシンプルに設置できます。
柵などはお家のインテリアに合わせづらいことも多々ありますが、アイアンの場合はどんなインテリアにも相性がいいです。
背中のデザインにもこだわったソファ。
後ろからも家具を目で楽しめます。
Baumでは、アイアン家具の魅力を伝えるため
丈夫で、長い年月を共にできるような家具作りを心がけています。
アイアンの扱い方が分からないといった方でも、気軽にお家に取り入れていただけるようお手伝いさせていただきます。
アンティークやインダストリアルな雰囲気の黒皮アイアン、雑貨や小物からでも挑戦してみてはいかがでしょうか。
是非お気軽にご相談からでもお待ちしております。
南大阪 泉大津にある家具屋さん Baum Order Furniture.
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